2008年07月03日

【編集長の目っ!】ヒットするべくして大ヒット、『花男』その強さのヒミツ

【編集長の目っ!】ヒットするべくして大ヒット、『花男』その強さのヒミツ7月2日20時59分配信 オリコン

舞台挨拶での井上真央

■女子大絶賛!! がヒットの秘密であり秘訣!?

 6月28日から公開されている映画花より男子ファイナル』が、公開2日間で興行収入10億円、動員80.5万人を突破し、今年最大のヒットになっている

“花男”の歴史は以外と古く、92年『月刊マーガレット』で連載がスタート。95年内田有紀主演で実写映画化、96年アニメ化(テレビ朝日系)、01年台湾でドラマ化された「流星花園」が大ヒットし、F4の人気がアジアで爆発。日本にも逆輸入された。

そして、05年TBS系秋クールドラマがスタートし、平均視聴率19.7%、最終回SPでは22.4%を記録、07年『花より男子2〜リターンズ〜』として復活。最高視聴率27.6%という圧倒的な支持を得、シリーズのDVD-BOXも記録的なヒットになっている。

花より男子ファイナル』 

 そして映画化を望む声が高まる中、今回、完全オリジナルストーリーでスクリーンに登場(復活)した。

その前売券は、5月末の時点で20万枚を突破、発売開始一か月で東宝配給実写映画記録を更新するなど、公開前からものすごい盛り上がりを見せていた。

そして主演の牧野つくし(井上真央、)とF4松本潤小栗旬松田翔太阿部力)による徹底的なプロモーションで煽りは万全、そんな状態で公開を迎え、前出の数字を打ち立てた。

 引き込まれてしまうストーリー、シチュエーション、キャラクター設定、様々な要素が大人から子供まで、女子ゴコロ、男子ゴココをガッチリつかんだ。実際に公開2日目に映画館に足を運んでみたが、そこに来ているお客さんを見るとそれもうなづける。こんなに広い層から、老若男女から愛されているのかと、大ヒットの大きな要因を垣間見た気がした。

 とはいえ、何よりもこのシリーズの強みは、全ての女子の願い、想い、希望を全て叶えてくれる内容だからなのではないだろうか。リアルな世界とキラキラしたファンタジーな世界とが絶妙な加減で交錯し、女子はつくしに、男子はF4に、またその逆も然りで、感情移入しやすい内容になっているところだろう。“セレブと貧乏人の恋”という大きなテーマに、夢、友情、切なさ、意表をついた展開、人間臭さといった様々な要素が絡み、その結果、抜群の“温度感”が生まれた。ベタになりすぎず、カッコよさだけではなく、ユーモアさも多分に含んでいるところに共感、共鳴できたのではないだろうか。ファンタジーであり、リアルさもしっかりと感じることができ、女子としてはまさに“完全無欠”の世界、なのではないだろうか。

  また“花男”に欠かせないのが、音楽だ。映画の主題歌・嵐の「One Love」は6月25日に発売され、見事7/7付のオリコンシングルランキングの1位に登場。初動で約31.4万枚を売上げ、好スタートを切った。嵐はドラマの主題歌も全て手がけ、どれも大ヒットになっている。またドラマシリーズでは挿入歌としてそれぞれ大塚愛「プラネタリウム」(約32万枚)、宇多田ヒカル「Flavor Of Life 」(約65万枚)が印象的なシーンで使われていたが、映画ではaikoの「KissHug」(7/23発売)がせつなさを演出してくれている。女子から圧倒的な支持を得ているaikoが放つ、主人公つくしの心情を見事に描いた“せつなソング”、こちらも大ヒットしそうだ。

 魅力的なキャスト陣、女子ゴコロをわしづかみにすると同時に性別、世代を越え、全ての人達を魅了させるそのストーリーも含めた世界観、そしてイイ音楽……“花男”はまさにヒットするべくして大ヒットした、極上のエンターテイメント作品なのだ。

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