2010年06月21日

トルシエ氏 10点満点で9点 遠藤はもっとアグレッシブに

トルシエ氏 10点満点で9点 遠藤はもっとアグレッシブに6月21日 12時06分配信

日本の決勝トーナメント進出へ色紙に「不可能はない」のメッセージを込めるトルシエ氏

 【トルシエ熱く!(1)】元日本代表監督フィリップ・トルシエ氏(55=FC琉球総監督)が、優勝候補オランダに0―1と善戦した岡田ジャパンを高評価した。

最大の勝因には岡田武史監督(53)の采配を掲げ、現時点での1次リーグ突破確率を60%とした。

また24日に迫る運命のデンマーク戦にはMF本田圭佑(24)をこれまでの1トップではなく、シャドーストライカーで起用することを推奨した。

 岡田ジャパンが下馬評を覆し、優勝候補のオランダと互角の戦いを演じた。0―1の惜敗も前半の守備、後半の攻勢と、攻守に世界基準のプレーを披露。厳しい目のトルシエ氏も岡田監督の采配を高く評価した。

  ×  ×  ×

 10点満点で9点を与えてもいいだろう。日本が世界トップを相手にも負けないサッカーをみせた。組織的な守備でボールを奪い、激しいプレスで前に進みながら守備をする。強豪相手にもしっかり守れることを学んだ。攻撃でも両サイドのMF大久保嘉人、松井大輔、1トップのFW本田圭佑はカメルーン戦と同様の役割を果たした。負けはしたが、攻撃のポテンシャルを世界に示した。日本にとって攻守のベストバランスを見つけたといえる。そして何より選手、監督の目を見れば、高い集中力とモチベーション、負けたくない気持ちが伝わってきた。

 岡田監督の采配も素晴らしかった。1点を先制された後もMF中村俊輔、FW玉田圭司、FW岡崎慎司と攻撃的な選手を投入した。それまで中盤の選手をケアしていたオランダのDFが途中から入ってきたアタッカー陣に注意を奪われ、DF陣のブロックが1歩2歩と後退した。中盤にスペースができ、日本が自由にボールを回せる時間が増えた。そこからいかに有効な攻撃をするかは今後も考える必要があるが、攻撃のポテンシャルを示せたのは大きい。

 再三、言ってきたが、カメルーン戦と同じメンバーで臨むのは体力、負傷、累積警告を考慮すれば、リスキーだった。DF駒野友一が顔を蹴られただけで済んだが、今後も検討の余地はある。だが、この選択のおかげでチームは大きな自信を得た。次の試合も良い雰囲気で臨めるはずだ。問題は、次のデンマーク戦までの4日間で精神的なエネルギーのバッテリーを充電できるか。今度こそ絶対に負けられない一戦になるが、オランダに向けられた闘争心、体力を保てるかにある。

 あえて課題を挙げるとすれば、現在の4―3―2―1布陣では中盤からの飛び出しが重要だ。その点でMF遠藤保仁にはもっとアグレッシブにプレーしてほしい。今大会初出場となったMF中村俊輔も同じだ。岡田監督にすれば「信じているぞ」というメッセージを込めた起用だったはず。だが周囲が彼のことを大変リスペクトしているので、彼が入ったことで彼にパスをしなければと考えた。すべてのパスが彼の足元に入り、しかし中村はボールを受けてもリターンするだけ。途中出場は確かに難しいが、スピード感がもたらされるわけではなく、遠藤と同様にアグレッシブさにも欠けた。戦術的にもプラスαがもたらされたとは言えなかった。

 10点に1点届かなかったのはサッカーに完ぺきな試合などないからだ。試合内容をみれば引き分けに持ち込めたかもしれない。だが力関係を考えれば満点に近い。日本代表は世界に通用する守備の方法を見つけた、攻撃のポテンシャルも見えてきた。日本は確実に強くなっている。

日本代表―オランダ戦視聴率は最高55・4%


posted by ぴかまま at 16:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ(サッカー)
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