2014年08月01日

意外と肉食・斎藤工、色気だだ漏れ北村一輝。話題騒然のドラマ「昼顔」2話

意外と肉食・斎藤工、色気だだ漏れ北村一輝。話題騒然のドラマ「昼顔」2話 2014年07月31日 09時00分

上戸彩と吉瀬美智子が演じる、ふたりの主婦(昼顔妻)の昼間だけの火遊びを描く、「昼顔〜平日午後3時の恋人たち」(フジテレビ、木曜22時〜/脚本・井上由美子)が話題沸騰。
70年代の「岸辺のアルバム」(TBS/脚本・山田太一)、80年代の「金曜日の妻たちへ」(TBS/脚本・鎌田敏夫)のような文学の香り漂う不徳な世界観と、フジテレビの得意技であるドロドロ昼ドラを足したような世界観が、上品過ぎず、下世話過ぎず、いい具合に混ぜ合わさった感じがいいのでしょうね。

音楽の使い方もものすごくうまくて、平凡な日常をせつなげなストリングスにのせて描いたり、テーマ曲「他人の関係」を何パターンも使って、ホップ、ステップ、ジャンプとばかりに、恋愛ドキドキ感情を徐々に高めていったりするので、気づくと、ずぶずぶ昼顔の沼に入ってしまっているのです。1、2話の演出は「ガリレオ」「任侠ヘルパー」、映画「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」などの西谷弘が担当しました。

7月24日放送の2話では、上戸彩演じる主婦が、ちょっと変わり者の高校理科教師(斎藤工)と急接近。
〈今、私の頭の中には、あれ以来、ずっとあの人がいるのです。
妄想の中の私はあの人を抱きしめ、くちづけ、からかったり、甘えたり、いじめたり、信じられないほど奔放で自由でした〉
なんてひとり語りをしたかと思うと、お互い既婚同士とわかったにもかかわらず、ケータイ番号を交換し、ふたりで、林(森?)の中に虫をとりに行って、雨に降られて、手をつないで走り、靴ひもを結んでもらってキュンとなって、
唇を近づけ・・・たら、突風に煽られ、キス未遂に終わる。というところまで急速進展してしまいました。

〈男の人はいつもずるい。
ドアを叩くくせに自分では開けようとしません
女は鍵を開けて「ここだよ」と優しく声をかけてあげなければ、
なにごともなかったふりして通り過ぎてしまうのです。
それが禁断の扉ならなおさら〉

なんて、わけ知りなひとり語りまで!
2話では急激に大胆になっている主婦(上戸彩)は、結婚前、夫(鈴木浩介)と同じ職場にいたときは、人気者でモテていたことも判明しました。
モテた彼女が選んだ夫は、結婚して5年、男としての夜の義務をまったく果たさないばかりか、子供もいないのに妻を「ママ」よばわり。
自分がもはや女として見られていないことにさみしさを感じながら、その感情を閉じ込め、強がっていた彼女の心のドアの前に、理科教師がぬぼーっと立っていたというわけですね。

「男と女という側面でしか人間関係見られない人がいますからね」なんて言って、自分たちはそうじゃないと強調しつつ、上戸彩と斎藤工は、お互いの環境をさりげに探り合い、ケータイ番号交換しちゃうのです。

そんな理科教師。虫にしか興味がなさそうに見えて・・・妻帯者でありました。
その妻(伊藤歩)が、彼の食の傾向を語るとき「以外と肉食かな」と言い、当人(斎藤工)は森で、上戸彩に「触ってみなきゃ、相手のことわからないじゃないですか」と言うのです。食べ物や虫のことですけど、明らかに意味深ですね。

脚本の井上由美子、一話の「火事」に次いで、誰にでもわかりやすい隠喩を、巧みに細かく挟み込んできます。
上戸彩夫婦が飼っているハムスターのつがいの一匹がいなくなってしまったあとで、吉瀬美智子演じるセレブ妻が、「あーあ、私の一生見えちゃった。もうここから逃げられないんだなって」と不倫する理由を吐露するのです。売れてる雑誌の編集長である夫と、すてきな家、かわいい2人の娘をもってはいても、彼女にとってそこはハムスターのオリのようなみものなのですね。

ハムスター的人生から抗おうと、セレブ妻は危険な芸術家(北村一輝)に接近します。
その心は、
〈難しければ難しいほど退屈な毎日を忘れさせてくれる。
私も今の生活を捨てる気はないわ。
でも、ほんの少し刺激を求めて生きる時間を求めることがそんなに悪いことかしら〉だそうです。

この北村一輝演じる、暗い目をした野生味あふれる芸術家、面白すぎるほど芸術家あるあるなんですよー。

1話で、芸術家としては売れないけれど、雑誌のイラストならそこそこ需要があるという、彼の残念な状況が描かれていました。
これ、あるあるその1です。やりたいこととやれることが合ってない、という。

売れない芸術家あるあるその2 かっこいいことを言う。

描いた絵を見て「ほんとうの私を見抜かれたみたいで」と言うセレブ妻に、「見たままを描いただけです」と返す芸術家。心(魂)を描くとか映す(写す)とか常套句ですな。

売れない芸術家あるある3 相手を否定する。

「きれいな私を残したい」と言うセレブ妻に、「あなたに美しさを感じません」「プロは対象を愛せないと描けないんですよ」と手厳しい。
自分の視点は特別という思いと同時に、セレブ妻に簡単になびかないぞと懸命に壁を作っているんですね。

売れない芸術家あるある4 人の言うことを聞かない。

セレブ妻の夫である編集長に「なんで毎回、ああやってオーダーと違うものを描いてくるんです?」と嫌みを言われます。
言われたとおりに絶対しないことが、芸術と思っている人っているんですよねえ。

売れない芸術家あるある5 相手が上手だと、ムキになってドSになる。

セレブ妻の電話には出ないけど、セレブ妻の電話番号はなぜか知っている芸術家。「私のことが好きなんですね。だってなんとも思ってなかったら折り返しませんか?(クライアントの妻だから)」 とセレブ妻のほうが上手。
でも、「(絵のギャラ)高いですよ」と言い、デッサンすると外に連れ出し「服を脱げ」とドS化します。

まあ、結局、このひと、お子ちゃまなんですよね。だから、セレブ妻につけ込まれるのです。といってもうまくすれば、パトロンになってもらえるわけで、
こうやって芸術の道を邁進するひともいますからねえ。
45歳にしてようやく希望の光を見つけたかもしれない、このかわいい芸術家くんを、北村一輝がみごとに演じています。
人と目を合わさず、無口なのだけれど、実のところ、その伏せた目はギラギラと美人妻に興味津々だし、全身から色気がだだ漏れなんです。こういうひとは、作品に固執せず、自分の肉体こそがアートそのものと自覚したほうが身のためです。よけいなお世話ですけど。
また、セレブ妻のテクがすごい。相手の才能をまず認め、相手がいじわるを言ってもちっともひるまない。美しさとお金(絵に高い金額を払う事を厭わない)をちらつかせる。さらに、芸術家が憎む消費文化の権化・女性誌編集長の妻でありますから、彼女を奪えば、編集長に復讐できます。十分すぎる餌を振りまいて、これはもう火遊び準備万端です。

セレブ妻、料理も嘘も上手。なんでも手に入るから、もっといろいろ欲しくなってしまうんですかね。うらやましい限り。
そんな彼女に「共犯者」にされてしまった上戸彩演じる平凡な主婦も、理科教師と不徳の色に染まりきってしまうのでしょうか! 第3話が楽しみです。
(木俣冬)

責任とれるんですか? 新ドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち」への8つの疑問
エキサイトレビュー 2014年7月24日 09時00分 ライター情報:木俣冬

「こんな特集(昼顔妻のこと)して主婦を煽って、責任とれるんですか」
 劇中、こんな台詞が出てきます。まったくほんとですよねえ。

フジテレビで先週、7月17日(木)22時からはじまった「昼顔〜平日午後3時の恋人たち」(脚本・井上由美子)は、上戸彩と吉瀬美智子が演じるふたりの主婦を中心に、夫でない男性との恋を描くドラマです。

第一回めは、吉瀬美智子演じるセレブ妻が、若い男と恋愛しているところを目撃してしまった上戸彩演じる平凡な主婦が、セレブ妻の火遊びに巻き込まれていくところが描かれました。

そこで、第一回目で感じた、責任とれるのかポイントをあげてみます。

その1.ちょっとリアルで、責任とれるの?

もともとは、昨年、同局の情報番組「ノンストップ!」で扱った「平日昼顔妻」(女性誌で特集された、妻が、夫のいない平日昼間に不倫する現象)という存在から想を得た作品で、ただの作り話とも言えない、ちょっとリアルなところもあるらしいですよ、どーしますか、奥さん!

その2.タイトルに含蓄があるけど、責任とれるの?


ドラマのタイトルになっている花・ヒルガオは、種ができにくく、増えるのはもっぱら根っこからなのだそうです。まさに、不倫関係の象徴って感じですわね、奥さん!

その3.ピュアなイメージのあった上戸彩を汚れにして、責任とれるの?

上戸彩演じる主婦は、夫(鈴木浩介)との間に子供ができず、姑(高畑淳子)からのプレッシャーに煩わされているという設定。余談ですが、この嫁姑関係はやや「ふがいない僕は空を見た」っぽい気がします。
子供はできないけど一応仲良しと思っているし、それに、夫は寝る前にハンドクリームを塗るなどスキンケアに余念がなく、草食系にも見えるのに、実は会社では、若い社員(木南晴夏)となんだかいい感じに?

そうとは知らない上戸彩演じる主婦は、吉瀬美智子演じる不倫妻に批判的な視線を向けます。が、彼女もまた、斎藤工演じる美形だけどちょっと変人ふうな高校の理科教師に接近していきます。

後半、一度、教師の元から離れたあと、全速力で自転車をこいで戻ってくるシーンでは、ブルータス(上戸彩)おまえもか! 早くも一話からよろめいちゃうのか、と思わされたものですが、生真面目な話題だったところがにくいです。といっても、ゆくゆく不倫しちゃうのは明白なのでしょうけれど。

その4.登場人物に問題盛りまくりで、責任とれるの?


さらに、この理科教師にも、単なる真面目じゃない、なんかありそうな気配を漂わせて、いろいろ盛りまくりなんです、このドラマ。…

登場人物が全員、問題というか、ちょっと歪んだ欠落みたいなものを抱えています。

前述した、上戸彩と鈴木浩介演じる、プラトニック夫婦のほか、吉瀬演じるセレブ妻は、子供もいて、家ではものすごくよくできた美人妻でいる一方で、複数の男たちと恋愛を、ルールを作って楽しんでいます。
一話では、ルールを守れないひとりの男をさっさと捨てて、新たに、北村一輝演じるイラストレーター(芸術家としては評価されず、商業作家の見に甘んじている)に、自分の本来の姿を描いてもらって、キュンとなります。

その5.北村一輝、斎藤工が色っぽすぎて、責任とれるの?


北村一輝のけだるい色っぽさがたまんないです。
雑誌の昼顔妻特集のイラストは、「からまないほうがエロスがあります」と言い張るも、ベタなからみのイラストを発注されてしまう切なさも、応援したくなります。
他所のトイレからトイレットペーパーをもって帰ってしまうせこさもたまりません。45歳設定なのに。

そして、斎藤工。
綺麗な顔なのに、飾らない感じ。虫のことしか頭にないような不器用さが、母性本能をくすぐりまする。

北村一輝、斎藤工、2大愛人顔俳優がそろったことで、このドラマ、期待できそうな気がするのですよ、奥さん!

ちょっと惜しいのは、アート派愛人と知性派愛人ふたりがご用意されてはいますが、肉体派要員がいなくていいのですか? ということです。
肉体派・伊藤英明(セレブ妻と出会い系で知り合う)が、1回だけのゲストで終わってしまっていいものでしょうか。そこのところがちょっぴり不満かもしれません。

その6.上戸彩が色っぽすぎて、責任とれるの?


代わりに、上戸彩の肉体ががんばっています。
冒頭、夜、ベランダから対岸の火事(ほんとの火事ですが、たぶん、不倫を対岸の火事と思って見ていたら・・・の隠喩ですな)をながめながら、アイスバーを食べる口元が色っぽく(これも、ひじょうにわかりやすいやらしさの表現)、昼間、自転車を漕ぐときの胸のたわみも、過去最大の重量感です(私個人調べ)。
これ、女性層ねらいのドラマだと思うのに、上戸彩がムダな色気を振りまいているのですよ。にも関わらず、姑は「色気ない」と注意するんですよ、姑さんってほんとにわかってないですね。


その7.画面がきれいすぎて、責任とれるの?

上戸彩演じる主婦がパート先のスーパーで口紅を万引きしたり、セレブ妻にふられた男と話しているところを姑に見られ誤解されたり、エピソードがベタです。…

でも、それがなんとなくスルーできてしまうほど、画面が上品なのです。街の風景が美しく、人物の動きを流れるようなカメラですーっと追っていくところも、気持ちよいのです。
カトリーヌ・ドヌーヴ主演の「昼顔」(第28回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作)にもインスパイアされているとこのことなので、ヨーロッパの格調高くインモラルを扱った作品を目指すのでしょうか。まさに、「こんな特集(ドラマを制作)して主婦を煽って、責任とれるんですか」ですよね。

その8.一青窈の「他人の関係」で心が着火、責任とって!


パッパパラッパ♪ パッパパラッパ♪ というあの音楽にのって歌われる昭和歌謡のリメイクバージョンが、心に火をつけます。
ムーディーでゴージャスな感じは「最高の離婚」のエンディング的なノリですね。映像が上品な分、主題歌で下世話感煽っています。昭和派は、思わず、あの振り付けをしたくなります。

それでは今晩も、対岸の火事見物気分で、見てみましょう。(木俣冬)


posted by ぴかまま at 13:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 芸能
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