2014年08月01日

実写映画化にモヤモヤしてるわたしが「ホットロード」を改めて読んでみた


実写映画化にモヤモヤしてるわたしが「ホットロード」を改めて読んでみた
エキサイトレビュー 2014年7月22日 09時00分 ライター情報:島影真奈美

集英社の少女漫画史上最速で100万部突破、全4巻で700万部という伝説の少女漫画「ホットロード」(紡木たく)。能年玲奈主演で実写映画化され、8月16日(土)より公開

“心を騒がせてしまいました。
ホットロードに描かれていない部分を
ご自分で描いてくださった大切な存在です。
いま、大人になられて
毎日懸命に生きておられるあたしの仲間。
ありがとう。”
(映画「ホットロード」公式サイト)

この夏、紡木たくの漫画『ホットロード』が実写映画化される。
コミックス第一巻が発売されたのは1986年。
当時、10代女子にとって紡木たく作品はバイブルみたいなもんだった。
紡木たくをまねたイラストをせっせとノートに書きながら、
夜中に原付で男の子が迎えに来るのをけっこう真剣に待ち望んでいた(黒歴史!)。

今回の映画では、主人公・宮市和希を能年玲奈、和希が惹かれる不良少年・春山洋志を
登坂広臣(三代目J Soul Brothers)が演じる。
かわいいし、かっこいいけど……。
ずっとモヤモヤしていた。
かといって、実写化なんてありえないと一蹴する気にもなれなかったのは、
二人を指名したのは、他ならぬ原作者の紡木たくらしいと知ったからだ。
(しかも、「あまちゃん」以前から注目していたという)

舞台挨拶も大盛況だった。能年玲奈が独特すぎるテンポでしゃべるたびに会場が沸く。
登坂広臣が真っ赤なハンカチを取り出し、汗をふくだけで会場中が「キャーーーー!」。
大騒ぎだ。
(詳しくは「玲奈ちゃんの腋が空いていたのでこちょこちょしました「ホットロード」舞台挨拶レポ/与儀明子」をどうぞ)

でも、モヤモヤは消えない。
腹をくくれないまま、原作を読み返してみて驚いた。
『ホットロード』ってこんな話だったっけ……!

主人公・和希は中学2年生で、母親と二人暮らし。
父親とは死別。母親には高校時代からの恋人(離婚調停中)がいる。
「望まれて生まれてきた子どもではない」という思いから逃れられず、母親とうまくいかない。
ある日、女友達に誘われるままに、夜の街に出かけ、
暴走族「Nights(ナイツ)」の特攻隊長・春山洋志(ハルヤマ)に出会う。

作品のなかの和希は、記憶にある彼女より、ずっと幼い。
「くーそババァっ」「ふーざけんじゃねーよ」と悪態をつきながらも
母親のいちばんのお気に入りだというナイトガウンを着続ける。
「なん…で帰って……こないの…? ママぁ…っ」と涙をこぼし、
何か事件が起きるたび、ママがああ言った、こう言ったと、モノローグが入る。

舞台挨拶のサプライズで現れた木村佳乃に、今にも飛びつきそうなほどなついていた能年玲奈の姿が重なる。

一方、ハルヤマは“いつ死んでもいーよーな目をしている”16歳。…

集英社の少女漫画史上最速で100万部突破、全4巻で700万部という伝説の少女漫画「ホットロード」(紡木たく)。能年玲奈主演で実写映画化され、8月16日(土)より公開

母親の再婚相手に養われることをきらい、昼間はガソリンスタンドで働く。
夜はバーの呼び込みをしながら、Nightsの集会に参加。
和希いわく
「わがままでお天気やできげんの悪いときはひとをキズつけるよーなことへーキでいう…し」。
(和希は、自分の母親に似ているとも感じている)

「おまえ オレの女にならない?」
「いつもこんなふーにたすけてもらえると思うなよ」
「なんか…しんないけど…急におまえに電話したくなって…」
「だっておまえオレのことすっげー好きじゃん?」
「オレがいなきゃなんにもできねーよーな女んなるな」
わははは、ハルヤマかっけぇ。
“草食男子”なんて言葉がなかった時代の男子が繰り出すセリフの数々。
なつかしくて、くすぐったい。

記憶のなかでだいぶ美化してしまっていて、
「ハルヤマ=線が細くて、壊れちゃいそうだけど、めっぽうケンカが強い」
という、ほぼ実在しない生き物としてとらえてたけど、
今読み直してみると、ちょっと違う。
どちらかというと丈夫そうな悪ガキというかなんというか。

和希の母親の恋人や担任教師、ハルヤマの母親といった、大人たちのセリフもすごくいい。
リアルタイムで読んでいた頃は、まるで印象に残らなかったのに。
10代の頃とは、響く場所がぜんぜん違う。
そんな当たり前のことに気づかされるのは
ちょっと寂しい。でも、楽しい。

それにしても、こうして読み返してみると、
今回のキャスティング、ばっちりハマっている気が……あれ!?

漫画版が大好きで大好きで、実写化モヤモヤすんなーというみなさん、
よかったらもう一度、原作読んでみてください。
ひょっとしたらひょっとするかも!

映画「ホットロード」は8月16日(土)公開です。
(島影真奈美)

玲奈ちゃんの腋が空いていたのでこちょこちょしました「ホットロード」舞台挨拶レポエキサイトレビュー 2014年7月14日 09時00分 ライター情報:与儀明子

映画『ホットロード』(8月16日公開)
完成披露試写会当日が誕生日の能年玲奈に、共演の木村佳乃がケーキを持ってかけつけた。
そのサプライズの瞬間。

能年玲奈「わたしはすごく……うれしくて」
木村佳乃「ほんっとに可愛くて。守ってあげたくなる」

幸せそうに目を細めて見つめ合う能年と木村。2人に挟まれる形で、登坂広臣が立っている。

7月13日、映画『ホットロード』(8月16日公開)のブルーカーペットセレモニーが新宿大通りステージで、完成披露試写会が新宿ピカデリーで行われた。
舞台挨拶に登場したのは能年玲奈(役名:宮市和希)、登坂広臣(春山洋志)、鈴木亮平(玉見トオル)、太田莉菜(宏子)、竹富聖花(えり)、落合モトキ(リチャード)。

原作は1986年から87年まで別冊マーガレットで連載され、累計700万部を売り上げている伝説の少女マンガだ。

司会「母親に愛されていないのではないかと寂しさを抱えて生きる14歳の少女和希を演じました、能年玲奈さん」
能年「みなさん、こんにちは。能年玲奈です(かわいーーーー! と声があがる)……えー、原作の、空気をたいせつに、ひっしに、演じました。きょうは、よろしくおねがいします」。
ショートボブの毛先がぴょんぴょんと動く。

登坂「ぼくも、この映画に対して、全力で挑ませていただいたので、それをみなさんにこうやって見ていただける時が来たのだなーと感じております」
客席にはファンの女性がみっしり。一挙手一投足に「キャーーー」「ヤバーい」。

全員の挨拶が終わったところで、サプライズ。7月13日は、能年玲奈の誕生日だったのだ。

「主人公和希のママ役を演じました、木村佳乃さんが、ホットロード特製バースデーケーキを持ってかけつけてくださいました」
能年、嬉しさのあまりか右手をグーにしてぶんぶん振り回す。
「いま、めちゃくちゃ、興奮してます。ありがとうございます」
「木村さんが来るのね、能年さん以外の人はみんな知ってたんです」
「え? わ、そうなんですね。わ」
動揺っぷりに笑いが起きる。ここから木村とのトーク。

「木村さんは、ご一緒すると、たびたび、こちょこちょって、くすぐってくださって。それですごく、緊張がほぐれた、っていうか」
「玲奈ちゃんは、ほんっとうに真面目な子で。撮影の合間の待ち時間もずうーっと緊張して集中して待ってるんですね。それだと疲れちゃうなーと思って。腋が空いていたので、こちょこちょって。ちょっとでもお力になれたらなって」

「収録中ではないんですけど、木村さんと初めてお会いしたときに……、親子に見えるね、だいじょうぶって言ってくださって。…
ほっとしました」
「私、『あまちゃん』をずうーっと観ていて。そのときちょうど第二子を妊娠していてお仕事をまったくしていなかったので、毎日、夜中の再放送まで見てたんです。初めて会えたときはうれしくて。私の娘と同じくらい目がきれい。白目がまっしろで、目がきらきらしてて、ピュアで、可愛い方で。自分と似てると思い込みたかったんでしょうね」
「わたしはすごく……うれしくて」
「ほんっとに可愛くて。守ってあげたくなる。もちろんすごくしっかりした大人の女性なんですけれども」

『ホットロード OFFICIAL BOOK 能年玲奈&登坂広臣』のインタビューで能年は、ヒロインのことをこう分析している。
「和希はお母さんとの冷たい関係性がないと、春山に惹かれなかった気がしていた」

約30年の時をへて映画化する意味について、監督の三木孝浩が書いている。

この作品は親子の物語でもあります。
(中略)
あの頃和希だった人達がやがて大人になり、
和希と同じ年頃の子を持つ親となった今だからこそ
この作品を映画化する意味があったのだと強く感じています。

舞台挨拶では仲睦まじかった能年と木村、映画ではどんな演技を見せているのだろうか。
『ホットロード』、8月16日公開スタートだ。
(与儀明子)


posted by ぴかまま at 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | あまちゃん
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。