2007年09月25日

メタボ対策 カテキン引き出せ

メタボ対策 カテキン引き出せ
冷ました湯で茶葉2回まで

木苗さんカテキンが豊富に抽出されるお茶の入れ方

 中高年にとって気になる、肥満をはじめとしたタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)対策に、緑茶の効果が注目されている。(田村良彦)

 お茶どころ、静岡県の掛川市立総合病院では2005年10月、院内に緑茶医療研究センターを設立。副院長の鮫島庸一(さめしまよういち)さんを中心に、お茶を利用した生活習慣病対策に取り組んでいる。

 メタボリックシンドロームになりやすいC型肝炎の患者24人に、市の茶商組合の協力で精製してもらった緑茶粉末を1日6グラム(お茶20杯分に相当)、1か月間毎日飲んでもらい、血中のアディポネクチンというホルモン物質の量を調べた。アディポネクチンは内臓脂肪から分泌されて、動脈硬化を防ぐ働きがあるがメタボリックシンドロームの人では少ないことが知られている。緑茶粉末を飲んだ後では、平均15%増加しており、特に実験前に血中濃度が低かった人では20%以上増えていた。

 鮫島さんは「アディポネクチンを増やす化学物質の研究が世界中で盛んだが、身近で安全という面からも、お茶に勝るものはない」と、強調する。同市では来年度から、健診でメタボリックシンドロームと診断された人約1000人を対象に、緑茶粉末を飲んで効果を調べる検証に取り組む予定だ。

 お茶が体に良いことは、よく知られている。静岡県立大学副学長(食品栄養科学部教授)の木苗(きなえ)直秀さんによると、緑茶に含まれるカテキンをはじめとした成分には、ラットを用いた実験や、緑茶を飲む量と病気の発症を調べた調査などで、コレステロールや血圧、血糖値を下げたり、胃がんの発症を減らしたりといった効果が報告されている。

 カテキンの濃度を高めたり、血糖値を下げる繊維成分を加えたりしたお茶は、健康増進効果に国が“お墨付き”を与えたトクホ(特定保健用食品)商品としても人気だ。

 お茶は、入れ方や回数によっても、含まれる栄養分は大きく異なる。木苗さんは、全国14か所の食品衛生研究所などに協力を求めそれぞれの地域で入れたお茶をポットに入れて集めたところ、カテキン濃度には約2倍の差があった。

 木苗さんによると、「やや冷ましたお湯を用い、同じ茶葉で2回まで」が、栄養分が豊富で風味を失わないお茶の入れ方だ。

 お湯の温度は低い方が、お茶の成分はゆっくりとしみ出す。通常の煎茶(せんちゃ)で適温とされるのは70度。木苗さんが、抽出回数によるカテキン濃度の違いを実験したところ、2回目まではほぼ同じだが、3回目以降になるとカテキン濃度は5分の1以下に激減した。


 来月65歳を迎える木苗さん。身のこなしは若々しく、趣味のテニスは「学生相手でも負けない自信あり」。元気のひけつは、実験の分も含めると1日1・5リットル飲むお茶、そして毎日のウオーキングだという。お茶が体に良いにしても、「健康づくりには食事と運動の両方が欠かせない」と話す。

(2007年9月23日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/tanken/20070923-OYT8T00079.htm

木苗さんカテキンが豊富に抽出されるお茶の入れ方
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メタボリックシンドローム(英 metabolic syndrome、代謝症候群とも)とは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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