2007年10月31日

型破りアクションドラマ「SP」

型破りアクションドラマ「SP」 

金城一紀が脚本書き下ろし/異色の配役 迫真演技 フジ系

 政府要人らを警護するSP(セキュリティー・ポリス)の活躍を描くフジテレビ系の連続ドラマ「SP」が11月3日からスタートする。直木賞作家の金城一紀が脚本を書き下ろし、激しいアクションシーンが次々と登場する異色の作品。制作陣は「従来のテレビドラマにない作品を」と意気込んでいる。(川村律文)

 「SP」は、幼いころ、テロで両親を亡くした警視庁警護課の機動警護班隊員・井上(岡田准一)が、様々な要人を警護しながら、テロリストらと対決していく物語。岡田の上司役に堤真一、同僚役に真木よう子らが出演する。

 原案と脚本を手がける金城は、「これからのスタンダードとなるような、本格的なアクションドラマを描きたかった」と話す。よりリアルでスピード感のある格闘シーンを映像化するため、格闘技のDVDなどを見て研究を重ねた殺陣(たて)の動きを、台本のト書きに詳しく書き込んだ。

 実際に空手などをやっていたり、アクションを学んだ経験がある出演者も多く、激しく体がぶつかり合うシーンも、スタントマンを使わずに撮影している。第1話冒頭のアクションシーンは、撮影に3日かけたというこだわりようで、総監督の本広克行は「いいシーンが撮れると、現場で拍手がわき起こる」と語る。

 映画の脚本は手がけたことがある金城だが、テレビドラマの脚本は初めての経験。「最近のドラマは、引っかかりがなく、さらっと流れてしまう印象。僕のような“外様”がやるのだから、今のドラマの流れからずらした、毛色の違うものにしたかった」と話す。

 もう一点、こだわったのがキャスティング。本広総監督は、岡田や堤、真木ら主要キャスト以外の役で、本格的なオーディションを実施した。自由演技等を見て役者の反射神経をチェックしたり、本広自身が小劇場に足を運んで、役者をスカウトするなど、知名度にこだわらずに多くの役者を起用。その一方で、詩人の三代目魚武濱田成夫がテロリスト役でドラマ初出演を果たすなど、ひと味違う配役が売り物だ。

 「従来のドラマでは『知名度が低い』と却下されることもあるが、今回はうまい人を徹底的に集めた」と本広は自信をのぞかせる。

 現場で共通しているのは「従来のドラマにない作品を」というチャレンジ精神だ。撮影では映画並みの高画質カメラを使い、カメラワークに工夫を凝らした。編集でも映画を意識した作りとなっている。

 本広は「枠にはめすぎて、先が予見できてしまうドラマが多いけど、フォーマットを壊して、工夫した方がドラマは面白い。今回は思う存分、形を崩しています」と話す。

 主演の岡田は「金城さんと以前から『アクションをやろう』と話していて、やっと実現した企画。僕にとっては大切な宝物のようで、この作品にかけています」と話している。

第1話あらすじ

 シネコンで都知事の大川(大場久美子)の警護をしていた井上(岡田准一)は、不審な男(三代目魚武濱田成夫)に気がつく。井上は単独行動で男に声をかけ、格闘の末に捕らえるが、上層部からは逆に「SPの仕事は犯人を捕まえることではない」としっ責されてしまう。井上はその後も、大川の警護を担当することになる。

(2007年10月31日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/20071031et03.htm


posted by ぴかまま at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | テレビドラマ
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