2008年02月17日

樹木希林、恩師・市川崑監督に捧ぐ最優秀主演女優賞…

樹木希林、恩師・市川崑監督に捧ぐ最優秀主演女優賞…第31回日本アカデミー賞 

「第31回日本アカデミー賞」の授賞式が15日、東京・港区のザ・グランドプリンス新高輪で行われた。13日に肺炎で亡くなった市川崑監督(享年92歳)に対し、式の冒頭で追悼メッセージがスクリーンに映し出された。最優秀主演女優賞は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の樹木希林(65)が受賞。「つる」で市川組に参加した樹木にとって、恩師にささぐ栄誉となった。「東京タワー―」は主要4部門で受賞した。

 黒の着物で登壇した樹木希林は真っ先に、故・市川崑監督への思いを語った。「映画を愛し、日本映画を支えてきた市川崑監督がおとつい(13日)、92歳で亡くなりました。80本目の映画を撮りたいとおっしゃっていましたが、その80本目は、後に続く映画人に任せるよ、という感じで、静かに眠っているようでした」。

 樹木は映画「つる」(1988年)で市川組に参加。自宅が近いこともあり、公私にわたり親交を深めた。14日に都内の自宅に弔問に訪れ、最後の別れをしたばかり。その翌日の吉報。まさに恩師にささげる受賞となった。

 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」ではオカン役を演じた。息子役のオダギリジョー(32)にやさしく献身的に愛情を注ぐオカンを静かに演じきった。その若いころを演じた娘の内田也哉子(32)も優秀新人俳優賞も受賞しており二重の喜びになった。「主演なんてとんでもない。半分しか出ていないので…。でももらっちゃったんでいただきます」と樹木流の照れ隠しでおどけると会場からは笑いが起こった。

 市川監督は78年の第1回に「悪魔の手毬歌」「獄門島」で優秀監督賞を受賞。以来、95年の第18回の「四十七人の刺客」まで7度、優秀監督賞を受賞したが“最優秀”の栄冠には届かなかった。樹木も市川組の「つる」を始め、6度、優秀助演女優賞を受賞し、今回初の“最優秀”の座をつかんだ。

 「市川監督の言葉じゃないですけれど、この賞が名実ともにすばらしい賞になることを願います」と日本映画界の発展にメッセージを送った樹木。「市川監督に報告? しません。そんな笑われますよ」と謙そんしたが、巨匠・市川監督は天国でやさしくほほえんでいるはずだ。

 ◆第31回日本アカデミー賞 主要賞の最優秀賞
▽作品賞=「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
▽監督賞=松岡錠司「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
▽主演男優賞=吉岡秀隆「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
▽主演女優賞=樹木希林「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
▽助演男優賞=小林薫「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
▽助演女優賞=もたいまさこ「それでもボクはやってない」
▽外国作品賞=「硫黄島からの手紙」
▽アニメ作品賞=「鉄コン筋クリート

(2008年2月16日06時00分 スポーツ報知)


松岡錠司監督、オダギリ母に感謝…第31回日本アカデミー賞 

◆第31回日本アカデミー賞(15日) 樹木希林(65)の主演女優賞をはじめとして「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は作品賞、監督賞のほか、オトン役を演じた小林薫(56)が助演男優賞を受賞するなど、主要部門で4冠を受賞した。

 小林は前年度受賞者の笹野高史(59)からトロフィーを受け取ると「参ったな2年連続高齢者の受賞になった」と苦笑い。松岡錠司監督(46)は「オダギリさんのお母さまに感謝したい。出演をためらっているときに一言、言ってくださって。そのお陰でこの場所にいます」とあいさつ。

 主演男優賞の発表の際にはがっくりと肩を落としたオダギリも、作品賞が発表されると驚きの表情。「今日は打ち上げがあるって言っていたんで。本当は胃が痛いんですけれど、今日は頑張って飲もうと思う」と宣言。松たか子(30)も「最高です」と4冠にはしゃいでいた。

(2008年2月16日06時00分 スポーツ報知)


posted by ぴかまま at 08:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミー賞
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