2008年03月26日

小麦高騰エラいこっちゃ…大阪“粉モン”大ピンチ

小麦高騰エラいこっちゃ…大阪“粉モン”大ピンチ

2008年3月6日(木)17時48分配信 夕刊フジ

お好み焼きにタコ焼き、うどん…。大阪の食文化を代表する“粉モン”が小麦価格の暴騰でピンチに陥っている。「うどん1杯1000円の時代になる」との声に、ええ加減にせぇ! と大ブーイングだ

 「今の値段では赤字。もう我慢の限界」

 笑いの殿堂「なんばグランド花月」(大阪市中央区)近くにある「釜たけうどん」。強烈な歯応えの讃岐風うどんで行列ができる人気店だが、12日から全メニューを一律10%値上げ。定番の天ぷらうどんは680円が750円になる。


 店主の木田武史さん(52)は昨年秋、製粉メーカーから5%の値上げを提示されたときは値段を据え置いたが、資金繰りが急速に悪化。値上げを決意したという。「同業者に聞いても50円程度の値上げを考えている店が多いが、新価格で採算が取れなければ再値上げもある。小麦の値上がりが続けばうどん一杯に1000円払う時代がくるかもしれない」(木田さん)


 関西を中心に全国展開するお好み焼きチェーン「鶴橋風月」は昨年11月に北海道・九州を除く全店で、全商品20−30円の値上げを実施。運営会社のイデア(大阪市天王寺区)は「現時点ではコメントできないが、小麦価格や他社の動きを慎重に見守りたい」と追加値上げに含みをもたせた。


 大阪には屋台風の店舗でタコ焼きやキャベツ焼きなど粉モンの軽食を数100円で売る店が多いが、「安くてナンボの商売。小麦が上がり続けるようだと店を続けていけるかどうか…」(タコ焼き店経営の男性)と不安がる声も聞かれた。


 小麦の国際価格は2005年ごろまで1ブッシェル(穀物を量る単位)=3ドル程度で推移していたがその後急騰し、直近は10〜12ドルの水準まで上昇している。そのため政府は輸入小麦の受け渡し価格を昨年10月の20%値上げに続き、4月にさらに30%引き上げる。昨年4月まで価格変動そのものがなかっただけに、輸入小麦の突然の大幅値上げが「粉モン王国」に激震をもたらしているのだ。


 即席ラーメン最大手、日清食品の安藤宏基社長は5日の記者懇談会で「食品に関していえば、今年1月からは国内の末端(小売り)価格でも完全にインフレに転換した」と明言。「一度に大幅値上げをすると消費者のショックが大きいため、メーカーが値上げ幅を抑えている状態。小売業者も値上げ容認に傾いている」と述べた。


 穀物価格の急騰の背景には中国、インドなど新興国での消費急増や一部の穀物がバイオエタノールなど新エネルギーの原料として使われ始めたことで需給が逼迫していることなどがある。


 丸紅経済研究所の柴田明夫所長は「穀物価格の上昇は一過性のものではない」と指摘。「需給構造の変化で1970年代から30年間続いた『安い資源』の時代が終わり、02年ごろから商品相場が新しい上昇局面に入った。穀物・原油価格は高止まり、あるいは一段高を目指すだろう」と警鐘を鳴らす。


 給与も上がらず、昼食はうどんで軽〜くあげようと思っているサラリーマンに、容赦ない仕打ちが待っている。





タグ:夕刊フジ
posted by ぴかまま at 19:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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